Japan Dreamin'2020 での発表内容のふりかえり(前編:発表内容のご紹介)
すみません筆不精なもので今更な話題になってしまい・・・
ようやく首都圏でも緊急事態宣言が解除され、辛く(楽しく?)長いテレワーク生活が終わった方も多いのではないでしょうか。
ちなみに弊社は6月も原則テレワーク継続です!(しかも1月末から!)
そんなこんななコロナ禍が始まる直前、去る1/25に開催された「Japan Dreamin'2020」のお話を今更ながら振り替えってみます。
※約3000字になったので2分割しました。長すぎると離脱率上がるらしいです・・・
Japan Dreamin' とは?
Salesforceコミュニティによる(Salesforce社ではなく)、Salesforceユーザのためのカンファレンスイベントです。
2019年では参加者100名程度だったのですが、今回はなんと300over、しかもセッションルームは4面同時進行という太っ腹対応!
そんなわけで、幸運にも1枠貰えましたので喋ってまいりました。
発表内容について
発表スライドは↓です。
このセッションでは「Salesforceのモバイル史」に焦点を当て、当時のモバイルデバイスの事情も絡めてWindowsPhone興亡の歴史モバイル用UIについての変遷を紹介してまいりました。
(細かいけど)あらすじ
iPhoneがソフトバンクから発売されたのが約10年前、それ以前からモバイルデバイス需要はわずかながら存在しました。SFの活動やレポート等を出先でも見られたら、というささやかなものから始まりました。
やがて現代的なスマートフォンの市場が確立につれ、「モバイルでもデータ入力できるべき!」という命題は避け得ぬものとなってまいります。
それに対するSalesforceの一つの解が「Chatter」でした。
フィード形式でコメントを添付することでチャットで会話ができたり、レコードにささやかなコメントを付けることができるようになったわけです。これがクローズドSNSのはしりとして、業務資料の共有にも役立っております。
フィードじゃなくて完全にチャット形式のメッセンジャーもありましたね。
また同時に実装された「パブリッシャーアクション」は独自の入力レイアウトを持つことができ、個々の編集目的に応じて必要最低限に最適化された入力フォームを呼び出しモバイルでも苦痛なくデータ入力ができるようになりました。(逆にPCだと使いづらいのですが・・・)
これらのモバイルUIの集大成として新機軸「Salesforce1」が誕生します。
Salesforce1はブラウザでもアプリでも利用でき、ページレイアウト・アクション・Visualforce等の様々なUIリソースを活用できるため、定常業務はこれで十分回せるかも!と思えるほどの高機能アプリになりました。
ただ言わせてもらうと、ChatterはともかくアクションはPCとの親和性がイマイチで、PCはPC、モバイルはモバイルでそれぞれ独自にカスタマイズしなければ使い物にならないのが実情だったと思います。データは同じですがUIは実質別システムなわけです。
そんな状況を打破する新UIこそが「Lightning Experience」(以下LEX)なのです!
Salesforce1用の既存リソースに加え、フローやLightninig Componentといった新しいリソースを含めPCとモバイルで共有できるようになりました。これから作成するリソースはどっちでも使えるんです。つまり無駄がない、エコです(!?)
で、最近Salesforceのモバイルアプリの見栄えが変わったのはご存じでしょうか・・・?
実はSpring'20よりモバイルアプリもLEX仕様に模様替えいたしました。
モバイルブラウザでは変わってません。これはなぜかというと、
モバイルブラウザでの閲覧(モバイルWeb)自体がSummer'20で廃止 されるからなんんですね・・・そんなわけで、いつもの如く否応なくこのアップデートはやってきます。まだブラウザを使っている方は要確認!!
皆さん実際に使ってみてどう思われたでしょうか?
「めちゃくちゃ変わった!?」「あんまり変わってなくね?」と感想は人それぞれだと思います。(自分は後者でした)
具体的にどのような変更が行われたのでしょうか。
以下後編へ続く