とあるSalesforce親方の日記

ちょっと長いことSalesforce開発やってます。

Japan Dreamin'2020 での発表内容のふりかえり(後編:Lightning Experienceモバイルのご紹介)

※この記事は「Japan Dreamin'2020 での発表内容のふりかえり(前編:発表内容のご紹介)」の続きとなります。

 

前回のあらすじ

出先でサクっとデータ見たい → アプリ誕生

どうせならちょこっと追記したい → Chatter

モバイルアプリとしてしっかり使えるように → SF1

PCとモバイル分断されてね? → LEX

↑いまここ

LEXモバイルの主な変更点について

大まかに、以下3要素が追加されております。いずれもPC版LEXに存在したものがモバイルで使えるようになった感じのものです。

  • アプリケーションランチャー
  • Lightningモバイルページ
  • ナビゲーション

では一つずつ見ていきましょう。

 

アプリケーションランチャー

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メニュー画面の最上に「アプリケーションランチャー」が表示されています

PC版LEXで使える「アプリケーション」が選択できるようになっています。

以前は設定画面の「Salesforce ナビゲーション」が唯一のメニュー画面定義だったのですが、これからは複数のアプリケーションから最適なものを適宜選択できるようになります。

旧来のナビゲーションで設定したメニューは便宜上「モバイル専用」アプリケーションとして選択できるようになってますので、これだけを使う場合は操作感は変わりません。

ただ折角なので、「アプリケーションマネージャ」からアプリケーションを作ってみてはいかがでしょうか!

その際「アプリケーションオプション」からモバイルで表示されるように設定してくださいね。でないと表示されません(以下)

 

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モバイルデバイスを「電話」と書くのはいかがなものか・・・?

 

Lightningモバイルページ

LEXを活用する際のキモとなる「Lightningページ」もモバイル対応しました!

「Lightningアプリケーションビルダー」からモバイルに対応したページを作成できます。

一般的なモバイル画面の仕様に配慮して、コンポーネントが縦一列に表示されるレイアウトのみになります。

PCと共用、もしくはモバイル専用のいずれの形式でも作成できます。

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上段に「デスクトップ」「電話」等を選ぶ選択リストがあります

 

ナビゲーション

従来、モバイルUIの固定表示領域は下部のアクション一覧のみだったのですが、上下各1行に変更されました!

アクション一覧が上部に移った代わりに、下部はアプリケーションメニューの上位4件が表示されます。

(この上位が優先表示される仕様はPC版LEXでもSpring'20から適用されています)

 

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新旧レイアウト比較表

余談ですが、上段のアクション一覧はVisualforce画面では表示されません。アクションを使いたい場合は標準アプリケーションかレコードのページでご覧ください。弊社アプリどうしよう

あとがき

以上、新要素はこんな感じです。ぶっちゃけそのまま使ってもあまり支障はないはずなんですが、せっかく設定要素が増えたわけですしこれを機に最適な設定を見直すのも悪くないのではないのでしょうか。

今後はサクっと書ける単発小ネタとかにしようかな・・・

今後は長くなりすぎないように