TeamSpirit Advent Calendar Day1:"Lightning Champion"ってなに?
この記事はチームスピリット Advent Calendar 2019の第1日目に掲載されます
皆様初めまして。チームスピリットのエンジニアリングチームに所属している畑本(id:hatamoto-t)です。
こちらの会社には2019年9月に入社しました。
本来は入社エントリという形でご挨拶すべきだったのですが、なんかいろいろ推敲してるうちに収拾がつかなくなって間に合わなかったので、ちょっとTec系での切り口から自己紹介を兼ねて記事を掲載させていただきます。
(今までブログとかやってなかったので、粗があるとこはご容赦ください・・・)
今回は、Salesforceの開発者プログラム"Lightning Champion"についてご紹介させていただきます。
"Lightning Champion"ってなに?
Lightning Championとは、Salesforce社が提供する製品の新機軸"Lightning Experience"(以下LEX)の普及を進めるエヴァンジェリスト的存在です。
以下2種類のポジションがあります。
- Lightning Activation Champion:Classic(旧UI)からLEXへの移行を支援
- Lightning App Dev Champion:LEXに最適化されたアプリケーション開発を支援
私は"App Dev Champion"の方で昨年より活動しております。
詳細は以下をご覧ください。全世界のChampions達のプロフも閲覧できます。
(世界デビュー!?)
ちなみに・・・Lightning Championは、Salesforceの社員ではありません。
金銭的報酬もありません。ちょっとビリッとしてる特注ユニフォームはもらえます。
(こんなの) 要するに名誉職です。見かけたら質問がてら労ってやってください。
つまり、何やってるの?
Lighting Experienceの普及活動を様々な手段で行っています。
- ワークショップを開き活用方法を共有
- ブログ、SNSで紹介記事を書く
- ユーザの技術的困難に対する質疑応答
実のところ、LEXを普及させるにあたりSalesforceユーザには様々な課題が降りかかっています。
- 昔作ったVisualforce画面やカスタムボタンが使えない
- というか標準機能も使えない(ゴミ箱とか)
- じゃあその代わりにどうしたらいいのかわからない
- LEXの画面がClassicより重い
- うっかりリンクを押したらいきなり画面が変わって戻せない
- そもそも、何で変えなきゃいけないの?Classicをずっと使わせて
・・・お気持ちは痛み入ります。私もそうでした。
じゃあ何でこんなことやってるの?
私も当初はLEXのことがよくわかっていませんでした。
以前はSIerでSalesforce導入・運用支援に携わっていたのですが、現場での評価はやはり「LEXはまだ使えない、時期尚早」という感じでした。
けれどもこうも思うわけです。
「わからないから使えないのだ。ならば解ればまた違うのではないか」
そんな折、日本でのLightning Champion募集プログラムを知り、応募すると共にLEXについての学習を始めました。
その結果、以下のメリットが解ってきました。
- LEXはページ遷移を伴わない、SPA(1ページで複数機能を満たすアプリケーション)的な使い方を想定したUIである
- SPA化の実現のため、様々なコンポーネントを置ける「Lightningページ」を作成できる
- 「パス」「Kanban」のような一覧性に優れたステータス管理機能の追加
- モバイル画面で使っている「アクション」を使い、 PCとモバイルでリソースを共通化できる
- 「Lightningフロー」でアプリケーションをノンコーディングで作成できる
- 既存のVisualforceページもLightningページのアプリケーションとして活用できる
- アプリ開発に「Lightningコンポーネント」を使えば、VisualforceよりもLEXとの親和性の高いアプリケーションが開発できる
これらの要素を知ることで、私の考えはこのように変化しました。
「せっかくこのような新機能が追加され続けているのに、活用しないでずっと同じ使い方をするなんてライセンス料がもったいない!(ぶっちゃけ安くはないです)」
・・・LEXの活用法をレクチャーすることはあくまで手段に過ぎないです。
つまり、Lightning Championを続けるモチベーションはこんな感じです
- LEX化は決して嫌がらせではない、きっと役に立つと認識してほしい
- 実際に活用して、「便利になった」という驚きを共有したい
- 解約を考えてる方にちょっと思いとどまってほしい
- あと功名心
最後に
今回の記事では概要レベルでのご紹介しかできませんでしたが、これからLightning Experienceにまつわる様々な機能のご紹介や活動レポートを行いたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。